CASE346 筆文字アート ビジネスの柱に何を

 

【相談: 筆文字アート ビジネスの柱に何を】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名  おままごとらぼ
●業   種 オリジナル沖縄筆文字アート
●所 在 地  那覇市
●資 本 金 個人事業
●創   業 2019年5月
●従 業 員 _

【相談内容】

 個人事業で「沖縄筆文字アート」を始めた。やりたいことがたくさんあり、何をビジネスの柱にすればよいか悩んでいる。事業イメージやサービス展開の方法を相談したい。

【内容:自分が「何屋」明確に】

【回答】
 鳥海勝子さんは、自宅の台所を「おままごとらぼ」と名付け、布雑貨づくりやワークショップなどを楽しみながら行ってきた。手書きでイベントへのお知らせを作ったところ、それが好評でミニ看板、名刺などの製作依頼が来はじめた。
 筆や筆ペンを使い自由なスタイルの書を、沖縄筆文字「らぼ書」と命名し、「花絵」の名前で本格的に活動を開始。持ち前の行動力で「思い立ったら即行動」を実践している。しかし、やりたいことが多岐に渡り、活動がお客さまからわかりにくいというお悩みで相談に訪れた。
 さまざまなコーディネーターとの相談を重ね

1.自分が何屋であるか一目でわかるキャッチコピーで表現すること
2.お客さまは何を求めているかを深掘りすること
3.ビジネスとしてやるべきことを明確にすること―を提案。

さらに「選択と集中」によって良い顧客を獲得するべきだとアドバイスした。
 情報発信についても、すでにホームページ(HP)やSNSなどあらゆる方法を利用していたので、個々のツールの使い方などを改善。情報発信方法の効率化で、SNS同士が「線でつながる」ようになった。
 また、見込み客への周知を強化するため、グーグルマイビジネスやSNS、オンラインショップなどを連携させ、新規客を獲得して売り上げを上げた。コロナ禍でもオンライン教室は順調に利益を伸ばしている。

 鳥海さんは良縁にも恵まれ、那覇市のパレットくもじ内での個展も開催。インスタグラムの情報発信がきっかけで、年末のクリスマス期間には横浜の「赤レンガ倉庫」で「クリスマスアートコンペティションin 横浜」への出展も決まった。また、アフターコロナにはスペイン・フランスでの出展オファーも来ている。今後の活躍が楽しみである。おままごとらぼのHPは https://lit.link/lavography

県よろず支援拠点コーディネーター・金子泉)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

 

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