CASE257 新事業「手ぶら観光」を普及させたい

【相談:新事業「手ぶら観光」を普及させたい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 沖縄ポーターサービス株式会社
●業   種 手荷物配送サービス
●所 在 地    那覇市
●資 本 金 00
●創   業 2019年4月
●従 業 員 5人

【相談内容】インバウンドや仕事で来沖する人にとって大きな荷物で移動するのは大変である。手荷物を空港やホテルで当日または翌日の配送が可能な、国土交通省が推奨する「手ぶら観光」がある。それの沖縄のサービス拠点にも承認されたが、目標受注件数とは大きな開きがある。

【内容:認知度向上へ積極PR】

 観光ルートでよくみる光景に、モノレールや飲食店で手荷物の多さで席に座れなかったり、ショッピングの際に手が塞がれて購買意欲を削いでいるように見えるシーンがある。西野孝治代表はJRがまだ国鉄時代のキャリアと、沖縄に5年間訪れリサーチして今年5月に開業した。お客様の手荷物を空港やホテル等指定された場所に届ける「手ぶら観光」を実現して、自由で快適な沖縄観光を楽しむことができるサービスを提供する。

手続きもシンプルで、ネット予約フォームに記入し発行したQRコードで手荷物の受け渡しを行う。また手荷物を預かる上で「信用」が最も大事だが、国土交通省は2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え「手ぶら観光」を推進、認証制度を設けている。取扱可能品目、発送日数、料金体系、英語案内、保証内容の明示等の条件をクリアし、承認され共通ロゴマークの使用も許可された。これで問題はないように思えるが、一番の課題はこのサービスの認知度が国内外とも低いことだ。

沖縄観光コンベンションビューロー主催の「手ぶら観光・eコマース・インバウンド」セミナーで壇上にあがるチャンスを得た。プレゼンターとして参加者もターゲットと考えた内容をしっかり伝えた。空港にはアクセスしやすいスペースを用意、那覇市内では引取り代を無料化、時間単位での「一時預かりサービス」を導入、リーフレットも配布した。

 これからは国内外とも団体ではなく個人観光客が増える。観光立県沖縄として「手ぶら観光」は、消費を上げリピーターを増やす欠かせないサービスである。

問い合わせは、沖縄ポーターサービス株式会社電話098-917-4596(県よろず支援拠点コーディネーター・嘉数純)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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