CASE282 コロナ後に向けた事業の拡充

【相談:アフターコロナに向けた事業の拡充】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 ビストロスマイル社
●業   種 飲食業
●所 在 地  石垣市
●資 本 金 -
●創   業 2015年 ※レストランとして
●従 業 員 -

【相談内容】

レストラン事業の売上は大きく減少している。今後を見据え、他事業を拡充したいと考えている。通販用に製造している石垣島カレーの量産化の設備投資に活用できる補助金制度があれば教えてほしい。

【内容:ものづくり補助金の特例を最大活用】

 

 代表者の戸塚勝俊・泰子夫妻が営むビストロスマイルは、石垣島の素材を活かした本格的な洋食を手頃な価格で楽しめるレストランだ。2017年からは店舗でも人気の欧風カレーの通販を始め、県内外で好評を得ている。ただ、すべての工程が手作りのため製造に時間が掛かることと、一度の生産量に限界があることが課題となっている。

 新型コロナの影響で、他の飲食店同様4-5月の売上は大幅に減少した。戸塚夫妻はアフターコロナを鑑み、通販事業とテイクアウトの拡充を行うことを計画した。量産体制を整えるためには、100万円を超える攪拌機など設備の導入が必要である。この時期少しでも経費を抑えるため、活用できる補助金があればとオンライン相談があった。

 提案したのは『ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)』。通常は電子申請のID取得に数週間かかり、相談日から5日後の締め切りに間に合わないが、今回の2次公募は特例措置で、ID取得のための「エントリーアカウント(即日取得可)」のみで申請が可能である。

 新型コロナの影響を受けた事業者向けの「特別枠」での応募も勧めた。採択の可能性が高まり、通常は補助対象外となる広告宣伝費・販路開拓費も対象となるなどメリットは大きい。また万が一今回不採択となっても、次回8月の3次公募に挑戦することができる。事業計画作成のポイントを絞り、石垣市商工会と連携して助言を行い、泰子氏のがんばりもあって期限内に応募することができた。泰子氏からは「ふだんから相談しており、タイムリーな情報と助言が得られた」と、支援の励みになる言葉を頂戴した。量産が可能となり、全国にスマイルのカレーが笑顔を届けることを期待したい。

問い合わせはビストロスマイル 電話0980888020(県よろず支援拠点コーディネーター・山城あゆみ)

 ※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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