CASE290 スクール運営 システム化したい

【相談:会社承継 どう進めたらよいか】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 ティージャパン
●業   種 トライアスロンスクール事業
●所 在 地  石垣市
●資 本 金 非公表
●創   業 非公表
●従 業 員 非公表

【相談内容】

石垣島で毎年200名以上が参加するジュニアトライアスロン大会があり、国内でも有数の規模となっている。参加する地元の子供たちには常日頃からトレーニングする場所が地元に無いためスクール開設の依頼がある。スクールを運営していくためのアドバイスが欲しい。

【内容:スキル別トレで効率化】

 

石垣島では30年以上前からトライアスロン大会が開催されており、島の子供たちも地元で開催される大会の応援を通じて身近なスポーツとなっている。代表の冨崎義明様麻未様夫妻もトライアスリートで、年代別の国際大会などにも日本代表として参加するほどの実績があり、子供たちからの要望を受けて個別にトレーニング指導を行なってきた。    

依頼が増えてきたこともあり地域で育成する体制を整えることで、未来の日本を代表するトライアスリートを育成できると考え、ジュニアトライアスロンスクール『チームかんむりわしJr.』を設立し子供たちの育成を本格的にスタートさせた。

スクール開設にあたり、スケジュールの管理やトレーニング施設の確保、安全管理や経理処理などといった経験がないため、少人数でどの様に効率的に運営することができるか悩んでいた。

当初は子供達一人ひとりの能力に合わせた個別指導をとりいれていたが、スキルに合わせた初級〜上級までの段階別のトレーニング体制へとシフトする事で、時間と人材の効率化と個人の競争意識を高めることができた。

シーズン毎のスケジュールと年間計画を構築できることで、大会に向けた目標設定や会員への明確な料金設定も行える様になり、トレーニング会場の施設の利用や、トライアスロン以外の大会を含めた子供たちの目標を明確に提示したトレーニングが組める様になり会員数も徐々に増えてきた。

新型コロナウィルスの影響で夏休みのイベント、ジュニアトライアスロン大会開催中止が決定した。今の課題は子供たちのモチベーション低下をいかに克服するかという点で、定期開催での実践型記録会を計画している。近い将来に石垣島出身のトライアスリートが世界で活躍する姿が見られることを楽しみに相談に対応していきたい。

(県よろず支援拠点コーディネーター・池淵功寛)

 ※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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