CASE317 コロナ禍のギャラリーいかに運営

【相談:コロナ禍の中のギャラリー経営】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 ギャラリープルミエ
●業   種 小売業
●所 在 地  北谷町
●資 本 金 _
●創   業 2000年
●従 業 員 1名

【相談内容】

美術工芸ギャラリーを開業して20年目。新型コロナウイルス感染拡大で県の休業要請対象事業に該当し展示会が開催できない。また休業終了後もギャラリーでの展示会開催が難しく、経営困難な状況下で今後のギャラリー運営について相談したい。

【内容:展示会の動画配信 好評】

新型コロナウイルスの感染が拡大した4月に相談を受けた時には、終息時期も見通せない中で、まずは資金繰り対策を優先。事業持続のために金融機関からの融資や公的の支援策も併せて活用するよう提案した。結果、融資の実行や給付金の支給で当面の資金繰りを安定することができた。

ギャラリー運営を続けていくためには、店舗内での感染防止策を徹底し顧客に安心して来店していただきたい。美術画廊の感染防止ガイドラインは国及び県の公表がないので沖縄県立博物館・美術館の感染防止策を参考にした。同時に安心して来店できることをホームページで告知した。

米国人陶芸作家ニコラス・センタラ氏の展示会を8月に開催する準備を進めていたが、米軍施設での感染拡大時期と重なり開催を断念することに。コロナ禍の下での展示会企画を考えなければならない。

次の展示会として県内絵画作家との打ち合わせを開始した期間中に、県の施策「沖縄文化芸術コンテンツ配信環境支援事業」を知り、ギャラリーの新しいビジネスモデル構築を目的に申請することにした。動画配信機器や編集に詳しい事業者をご紹介、事業計画書をメールでのやり取りでブラッシュアップをして申請して採用された。

休業再開後に知花竜也水彩画展を開催。動画による展示会の配信はホームページ内動画リンクで配信しネット購入が出来るようにした。久しぶりの展示会開催とういうことと人気作家の個展は来場者が多く売上好調であった。

課題としては動画による効果があまり見られない結果となったことで、今後は、動画による展示会配信がネットでより検索し易い環境設定を継続支援していきたい。
問い合わせはギャラリープルミエ、電話098(983)7332

県よろず支援拠点コーディネーター・大和田邦治)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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