CASE318 伊是名島生もずく販路拡大したい

【相談:伊是名島早摘み生もずくを販路拡大したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 ちゅらゆーな株式会社
●業   種 卸販売&飲食店
●所 在 地  那覇市
●資 本 金 600万円
●創   業 2011年
●従 業 員 6名

【相談内容】

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、県内外の飲食店への卸販売が減少し苦戦している。看板商品の伊是名島生もずくを、いわゆる「こだわりスーパー」などの小売店への卸販売を拡げていきたい。

【内容:情報集約し提案書作成】

当社は伊是名島漁業協同組合初の正規販売代理店として創業、「伊是名島産早摘み生もずく」を主力商品にしている。早摘みとは1月~3月に収穫する完熟一歩手前に漁師が選別した新芽で。他産地と比較してぬめりとコシのある食感が特徴である。「もずくを毎日の食卓に!」との熱い思いを持つ近藤ゆうな社長は多くの資料を持参して相談に来訪された。

卸販売を拡げるための商談では、忙しいバイヤーが必要な情報を簡潔に伝えることが大切で、一枚の提案書にまとめるよう提案した。

1つ目のポイントは『事実と数値化』で会社と商品のすごさを表現すること。例えば、沖縄のもずく生産量は全国シェアーの9割以上を占め、その中でも伊是名島の早摘みもずくは県内で1~2番目に早いことなど。2つ目は商談先の顧客ターゲットを調べ、その店舗の顧客像を意識した「思い」を具体的に記入すること。3つ目は、これまでの卸先を県内・県外、商品別に、知名度のある会社なら実名をあげて紹介することである。

コロナ渦でも地域密着で好調な小売店を紹介すると同時に、県外バイヤーが多く集まる商談会にも提案書を活かして商談、その後の成約に結びついた。

7月~12月の売上は前年比106%と好調で、新商品開発にも取り組み、味噌汁・お鍋などに便利な常温タイプの『ふくらむもずく玉』を近日発売予定である。ちゅらゆーなチームの挑戦は続いている。

問い合わせはちゅらゆーな株式会社 電話098(917)5980。

県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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