CASE328 自然由来の除菌剤を販売したい

【相談:自然由来の除菌剤を販売したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 株式会社グランディール
●業   種 卸売業
●所 在 地  那覇市天久1-6-10
●資 本 金 300万
●創   業 1999年
●従 業 員 非公表

【相談内容】

主力商品である沖縄県産ハイビスカスのスパークリングドリンクが高級贈呈品として認知されつつあったがコロナ禍の影響を受け売上が減少した。新たに自然由来の除菌剤の販売戦略を構築するにはどのようにすればよいか。

【内容:エビデンスと実績重要】

コロナ禍の市場では、これまでの商品や販路、販売手法が通用しないケースは多い。これからは企業が生き残るための挑戦が不可欠である。これまで取り組めなかった会社の抜本的な課題の解決、新たな手法の導入や研究などに取り組み、次に進める必要がある。

相談者は、主力商品の更なる改善や改良とともに進めたのが、自然由来の除菌剤の販売である。除菌剤は世の中にさまざま出ており、薬事法的ガイドラインも極めて厳しい分野である。

販売戦略の前にまず商品を正しく理解するため、利用リスク、影響、効果を科学的な根拠に基づく、情報の整理から行っていただくことを提案した。

当社が扱うのは、グレープフルーツ種子抽出エキスを活用した植物由来原料の除菌剤である。もともとは食中毒予防のために開発されており、ウィルス等に対する効果を厚生労働省認可の第三者機関にて新たにエビデンスを取得している。

コロナ禍では個人消費としての通信販売やインターネット販売が活況であるが、情報雑多な中、埋もれやすい。そのため、まずは商品の信用を得るために必要な販売、その実績づくり、そこからクチコミの拡大へとつなげる段階的手法を販売戦略の骨子とした。

コロナ禍で売上拡大に苦労する事業者が中、これまでのやりかたをそのまま続けて事業を持続拡大していけるような事業者はそう多くない。新たな手法、手段を模索しながら、次の時代で生き残る術を切り拓く覚悟が求められている。よろず支援拠点は相談者と共にそのための道を描き、拓く存在でありたいと思う。

 

県よろず支援拠点コーディネーター・鈴木和久)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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