CASE333 福祉と観光 共存のカフェ作りたい

【相談:観光と福祉「つながるカフェ」をつくりたい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 MantaFrog GateWay合同会社
●業   種 食品加工販売
●所 在 地  石垣市登野城
●資 本 金 非公表
●創   業 令和3年5月 
●従 業 員 非公表

【相談内容】

石垣島で、障害のある方と支援者が協働して新しいスイーツ文化を創り出し、八重山の地域と観光市場で求められる人材の育成を実現できるようなカフェを創めたい。

【内容:石垣島クッキー完成】

代表者の橘田真さんが兼ねてから進めていた石垣島への移住・創業計画の最初の相談は2020年の春。だが、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け来島することも出来ない状況の中、WEB会議システムを利用したオンライン相談から始った。

島でカフェを創業したいという相談者とビジネスパートナーの崎山秀美さんが目指すのは、「石垣島生まれの新たなスイーツ文化を創造し、観光客や八重山諸島に住む人々を笑顔にする。」「アーティスト(障がい者)とソーティアン(支援者)とが協働し、携わる人々が輝き、豊かな共存社会のさらなる環境づくり(人材育成)の拠点を作りたい。」という強い思いと明確なコンセプトでした。

まず石垣島の現状について説明した上で、取り組むべき事と優先順位をアドバイス。「マンタフロッグブランドの構築」という目標に向けた、開業への第一歩はSDGsの具体的な取り組みと、中期的なブランドのステップアップを事業計画に落とし込むこと。そして連携先の選定やプロモーション方法を策定することと提案。

次に地域との連携では、行政や福祉施設に思いを伝えて、十分なコミュニケーションを図り、地域の求める持続可能な事業を共に進めることで、着実に取り組みを進めていった。

そして最大の課題が、未経験な商品の企画開発。ブランドを代表する商品としてどのような製品が適しているのかを、消費者や製造するアーティストの視点から考え、試行錯誤を繰り返した。たどり着いた結論は、シンプルで展開性の高い地域を象徴する商品「石垣島クッキー」の構想である。

思いを形にするため何度も試作を重ね、完成にたどり着き、製造加工施設との調整も進み、ついに今年8月には石垣島での第一歩として物販店舗の開業が決まる。

今後は現地での店づくりと事業計画に則して実行していくことになる。まだ開店までいくつかの課題はあるが、WEB相談も活用しながら、相談者の思いに最適な課題解決を行なっていきたい。 

問い合わせは【マンタフロッグカフェ】電話090-9842-1011。サイト

県よろず支援拠点コーディネーター・池淵功寛)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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