CASE336 コロナ禍で展示会開催が難しい

【相談:高級革製品の販路開拓したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名  クーパーデザインルーム
●業   種 広告制作会社・絵本作家
●所 在 地  那覇市
●資 本 金 -
●創   業 2007年 
●従 業 員 3名

【相談内容】

新型コロナウイルス感染拡大に伴う人流の制限や、緊急事態宣言によるギャラリーの休業などで、展示会の開催が延期になるなどした。コロナ禍で展示会に不安がある。

【内容:提案書作り認知度向上】

絵本作家のしろませいゆう氏は、2019年6月、本島中部のギャラリーで絵画展を初開催した。20年に入り県立博物館・美術館ミュージアムショップゆいむいでの展示会を企画したが、春先の新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言で施設が休業となり、開催は延期された。長年取り組んできた読み聞かせ会も、感染防止のため中止にせざるを得なかった。

 コロナ禍で不安を抱くしろま氏に、感染防止策を取った施設での工夫を凝らした展示会を提案、活動再開を促した。同年5月末に県立博物館・美術館で開いたミニ展示会では、小さいサイズの作品を多く展示し、プロフィルや作品の説明板を掲示した。

 その後も各地で展示会を開き、今年2月には、那覇市内のギャラリーで個展を開催。テーマを「いきものばかり」として、透明水彩画と今まで描きためていた不透明水彩画の絵画を中心に展示した。

 文化庁の施策を活用した新しい取り組みで、来場できない人に動画を配信し、ネットで作品やグッズを購入できるようにした。コロナ禍でも工夫を凝らした展示会を開いてきたことで顧客が増え、来場者数を伸ばせた。

 現在、ホテルムーンビーチMBギャラリーで「100の物語」をテーマに9月5日までアート展を開催中だ。今回は絵本読み聞かせDVD動画を会場内大型モニターで流し、非接触での読み聞かせ会を試みている。一方で、9月の個展に向けて作品を制作中で、11月と来年3月には関東での展示会開催も予定している。

 コロナ禍でも、たゆまぬ努力で作家活動を継続していくしろませいゆう氏を応援していきたい。問い合わせは、クーパーデザインルーム、電話098(979)9830

県よろず支援拠点コーディネーター・大和田邦治)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう