CASE337 コロナ禍で売上見込めず

【相談:コロナ禍で売上見込めず】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名  株式会社MG.Produce
●業   種 農業
●所 在 地  中城村
●資 本 金 法人
●創   業 2019年 6月
●従 業 員 2名

【相談内容】

新ロナ禍の影響で、事業計画通りの売上が見込めない。採択された補助事業もタイミングが悪く、どのように進めていったら良いかわからない。事業整理を整理してコロナ禍をどう乗り切れば良いか相談したい。

【内容:優先度をつけ計画着手】

中城村北上原で父親や親族が養鶏といちご生産を行っていた「ともや農場」を、一昨年「株式会社MG.Produce」として法人化した。いちご生産・摘み取り体験と養鶏場を主体とした事業を行っている。生産者の優位性を生かし、イチゴの生産や自社製品の開発も行っている。特に養鶏に関しては、日本国内の養鶏産業の中でも1割に満たない「平飼い飼育」によるストレスフリーな採卵鶏育成を取り入れている。また他社と連携した6次化産業を進める等、先進的な農業を実践している事業者である。

事業の拡大を見据えて法人成りのだが、そのタイミングで新型コロナウイルス感染症の影響を受け、事業計画の変更を余儀なくされた。

よろず支援拠点では、事業の展開方法や資金繰り、施策の活用などについて相談。想定していた事業展開については、現状の事業整理を行い、優先度の高い取組みから着手するようアドバイスを行った。また商品開発についてもクラウドファンディングなどの活用により、市場性を事前に把握するなどの手法を提案した。

また事業展開と連動して申請していた補助事業も小規模持続化補助金と経営継続補助金の2件の採択を受け、現在事業を進めているところである。自家製の卵を使い開発したプリンは、某有名ホテルのシェフのレシピをアレンジし、菓子製造技能士による監修を受けて絶品のプリンに仕上がっている。

代表者の具志堅真氏はアイディアが豊富で行動力があり、農福連携やその他異業種との連携で商品開発を行っている。

コロナ禍において、様々な産業でこれまでやってきた事業が影響受けている中では新たな取組、逆境を乗り越える為の戦略が必要である。具志堅氏のような発想と行動力で新しい展開とさらなる成長が可能になると信じている。よろず支援拠点としても引き続きサポートしていきたい。

問い合わせは 株式会社MG.Produce 、電話090-1946-1247

県よろず支援拠点コーディネーター・石垣 博也)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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