CASE349 「琉球風水」事業再構築へ挑戦

 

【相談: 「琉球風水」事業再構築へ挑戦】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名  ロンジェ
●業   種 スクール事業、コンサルティング事業
●所 在 地  非公開
●資 本 金 非公開
●創   業 非公開
●従 業 員 非公開

【相談内容】

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、従来の販促活動ができなくなり、成約率が低下してきた。新サービス開発や情報発信体制を構築するため、事業再構築補助金を申請したいのでアドバイスがほしい。

【内容:顧客層へ発信強化提案】

【回答】
  相談者は、琉球王国時代から王宮の建築や集落の構築、そして家屋の設計に活用されてきた「琉球風水」を、現在の住宅やインテリアデザインに生かす提案を事業の柱にしている。建築業界でも注目され、「ロンジェ琉球風水アカデミー」として風水講座やスクール等を展開し、事業は順調に成長してきたが、コロナ禍で活動が制約され、仕事のオファーも減少した。

そこでウェブを活用して同様の仕事ができるよう、ホームページ(HP)改修やSNSを活用した広告を始め、授業も完全オンライン化。負担なく受講できる工夫や、個人のペースに合わせて琉球風水を深く理解できる学習テキストの開発などに取り組んだ。

 しかし、新たな取り組みの結果は、期待していた成果に結び付かなかった。結果がでなかった時、原因や要因にとらわれすぎると事業の強みやターゲットを見失うケースが多い。真のターゲットへ情報をしっかり伝えられるよう伝え方の再検討を提案した。

 サービス品質の向上、情報発信、資金問題などの課題を解決するため、ご本人は「事業再構築補助金」に挑戦することを選択。同補助金の「新分野展開」型で申請するため、採択事例のサンプルを参考に計画を作成。何度も相談を重ねながら練り上げていった。

 計画書作成を通して、サービスの表現や事業ビジョン、ポジショニングなどの視覚化に成功。今後の販促にも活用できる表現方法などを得る事ができた。無形資産への投資の判断基準など、いくつか課題は残されているものの、無事申請は済ませた。

 相談者からは、計画の作成を通して「自分のビジネスがどういうものかを言語化できる機会を得た事が一番の財産になった」との心強いコメントを頂いた。琉球発祥の独自の技術である「琉球風水」のさらなる普及を相談者の事業の発展を通して期待したい。問い合わせは、ロンジェ琉球風水アカデミー。HPは、https://longe.jp/ 

県よろず支援拠点コーディネーター・赤嶺輝昌)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

 

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