CASE363 売上減 県外出店で打開したい

【相談: 売上減 県外出店で打開したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 株式会社KRUSTEAZ(クラステーズ)
●業   種 飲食店
●所 在 地   北谷町
●資 本 金 300万
●創   業 2017年
●従 業 員 8人

【相談内容】

 

北谷カフェhalihaliは、来店客の95%が米軍基地関係者で米国人に人気のパンケーキ店。コロナ禍の中。米軍の外出規制で来店数が大幅に減り売上が低迷。打開策として県外へ新店舗典型で相談したい。

【内容:現地の支援拠点を紹介】

【回答】

代表者の八波直栄氏は、コロナ禍での売上減少を補うために、支援施策を活用してネット販売の強化やテイクアウト、テラス席の増設など様々な対策を打ってきた。しかし思うように売上が上がらないため、思い切って新規出店を検討。県内も含め市場調査した結果、沖縄同様米軍基地があり米国人も多い山口県岩国市への出店を決めた。

取引金融機関へ相談するも県外で状況確認が困難なので融資は厳しいとのこと。現地の情報を得るため山口県よろず支援拠点を紹介し相談。コロナ禍で現地視察は叶わなかったが、ネットで検索した地元不動産業者に店舗案内を依頼、金融機関には相談予約入れ、改装工事業者等を紹介してもらった。

現地調査が可能になり、居抜き物件の視察や競合店市場調査、金融機関との融資相談も行うことができた。帰沖後、業者の見積もりを基に事業計画書を作成して融資の準備に取り掛かった。

事業計画書の作成以外にも、施策の活用や店舗デザイン、ブランディング等について相談。人材募集についても担当コーディネーターから採用計画や募集要項の書き方、募集方法、面接や採用のポイントなどをアドバイス、無事人材を確保する事ができた。岩国では基地内情報誌に英文広告掲載や隣接する自動車学校へのチラシ置き、幟・看板などの開店準備を整えていった。併せて税務申告や今後の事業拡大に備えて法人成りを果たした。

10月8日に岩国カフェhalihaliが無事にオープン。基地の外出規制6月中旬以降解除となり北谷店も活気が戻ってきて、岩国店ともに売上は好調に推移している。だが、感染が再拡大する中、予断は許されない。引き続きサポートしていきたい。
問い合わせは株式会社クラステーズ 電話098(989)033

県よろず支援拠点コーディネーター・大和田邦治)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

 

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