CASE364 アグー肉販路拡大したい

【相談: アグー肉販路拡大したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 農業生産法人 株式会社 又吉農園
●業   種 畜産、農業、飲食店
●所 在 地  名護市
●資 本 金 個人事業
●創   業 1998年
●従 業 員 20人

【相談内容】

 

自慢の又吉アグー豚を、名護市中心の販売から、沖縄フェアなど県外催事出展により販路拡大していきたい。どのようなポイント・目的で進めていけばいいか。

【内容:中元・歳暮の定番化を】

【回答】

名護市出身で千葉県で土木・塗装業を1代で立ち上げた代表者の又吉康裕→功さんは、共に頑張って働いてくれた同郷の従業員が高齢化しても、故郷で働き続けられる場を作りたいと農業、畜産業を名護市で始めた。

名護市安和の代々受け継がれてきた農地を活用し、青果、ヤギ、黒毛和牛、そして主力商品の又吉アグーの養豚・加工・卸・自社店舗での直売を行い、直営レストランでその美味しさを広めてきた。又吉アグーは、県家畜改良センターに登録済みのアグー豚同士を交配させて繁殖し、より純粋なアグーに近づけている。脂身が美味しく味わいある食味が特徴で、県の「アグー豚指定生産農場」として認定されている。

市内の直営レストランに併設した自社店舗での直売が中心だったが、ネット販売を始めたところ県外顧客が徐々に増えてきた。更なる新規顧客づくりと価値創造を目指し県外物産展への出展を希望された。

県外の物産フェアを紹介したところ、1月の山梨県富士急百貨店、3月の新潟伊勢丹百貨店の沖縄展(沖縄県物産公社帳合では全国でも上位の実績店)への出展が決定した。

出店に際しては、相手に伝わる提案書の作成方法、取組み先の情報、売り場の商品展開、販売ポイントなどをアドバイスした。コロナ渦で今は試食販売ができない中、又吉アグーをPRする売台の装飾物、こだわりPOPの作成もアドバイスし、県外での販売会がスタートした。

県外催事出展で一番大切なことは、1週間の短期催事で終わらせず、中元歳暮ギフト掲載や、主催各社各店の年間通販での取扱いを出展会期中に商談し、定番化を実現することである。「県外催事は定番商品化への一歩!」を目指してこれからも応援していきたい。

問い合わせは、又吉観光農園レストラン 電話0980(53)1929

県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

 

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