こだわりの木のおもちゃの売上拡大の支援事例

【相談;子供が安心して遊べるおもちゃを拡げたい】

子供たちが安全なおもちゃで楽しく遊びながら想像力や感性を豊かにしてもらおうと、木のおもちゃ広場の運営や国内外の良質なおもちゃの販売などの事業を展開している。売上は伸びてきたが利益が出ない。

相談事業者基本情報

企 業 名   株式会社オフィスハート
業    種   サービス業、小売業
所 在 地   浦添市
資 本 金   100万円
創    業   2013年
従 業 員    3人

【回答;木のおもちゃが子育てを楽しくすることを伝えよう】

同社が運営する「カーサマチルダ」は、子供は夢中になり、親も懐かしく楽しくなる、ワクワクする遊びと学びのスペースである。木のぬくもりを感じられる様々な国のおもちゃは、代表の土屋佳子さんが玩具メーカーでおもちゃを開発してきた経験を活かして、安全性にも配慮したものをそろえている。広場の利用はわずかな利用料で、子供のおやつ持ち込みもOK、親子で楽しむことができる。また、気に入った木のおもちゃを買って帰ることもできる。さらに長期間のレンタルも行っている。

商品・サービスの価値を適正対価で

昨今は乳幼児からスマホやタブレットで遊ぶ子供を自慢する親もいるが、ゲームに夢中になるより、木のおもちゃで何かを組み立てようと集中している子供の方が創造力ははるかに高まる気がする。

もともと子供たちの豊かな感性の成長に、木のおもちゃを役立てようというところから始まった事業である。素晴らしい取り組みであるからこそ、持続する事業でなければならない。「出血サービス」では持続できないばかりでなく商品やサービスの価値を低めてしまいかねない。適正な対価で提供するべきであることを提案した。

潜在的ニーズへのアプローチ

子供たちを安心して遊ばせることができる安全な場所を求めている親は多い。また孫の面倒を見なければならない祖父母もまたしかりである。複数の親子たちがいっしょに遊ぶ中で、子供たちも自然に協調性を学ぶであろう。また子育てママの情報交換の場としてのコミュニティーも作られていく。そのような潜在的ニーズは確実に存在するにもかかわらず、残念なことにサービスや商品の良さがうまく伝わっていない。

WEBでの情報発信もさることながら、名刺やチラシ、カタログや看板なども、わかりやすくするべきである。自社のこだわりと、安全な木のおもちゃで安心して遊べて買える場所であることを伝えてほしい。例えば「木のおもちゃ広場カーサマチルダ」ならばイメージしやすい。


“木のおもちゃ広場カーサマチルダ”
浦添市港川の閑静な外人住宅街にある憩いの空間をぜひ一度、訪ねてみてはいかがですか?

株式会社オフィスハート「カーサマチルダ」
電話: 098-988-0405
住所:浦添市港川2‐13‐2~No.46
ホームページ:http://casamachilda.ti-da.net

この記事は2015年4月26日の沖縄タイム(日曜版)『よろず支援拠点 カルテ@沖縄』に掲載された記事からの転載です。

Written by uechi
(沖縄県よろず支援拠点コーディネーター)

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