CASE279 コロナで居酒屋の客激減

【相談:来店客が激減、売上を上げるには?】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 真菜板家 綱
●業   種 居酒屋
●所 在 地  那覇市
●資 本 金 個人事業
●創   業 2014
●従 業 員 2人

【相談内容】

コロナウイルス感染拡大の影響で店舗の来店客が減って売上が激減した。とにかく売り上げを作って、どうにか家賃や店舗経費などの費用を賄っていきたい。店主ひとりでもできる方法について相談したい。

【内容:事業周知し利用者増へ】

 

相談に来られた店主の渡真利綱信さんは2014年から那覇市松山に割烹「真菜板家 綱」を開業。よろず支援拠点には昨年8月にネットを活用した店舗の売上拡大の相談に来られた。その際はグーグルマップに店舗を登録して日々の情報発信を行うよう提案した。アドバイスを実行して新規顧客獲得に取り組んで成果も出てきたところだった。

4月に入りコロナウイルス感染症拡大の影響で店舗の来店客が激減したとの電話相談が入った。どうすれば家賃や店舗経費等を賄うことが出来るか、店主1人でも出来る売上獲得についての相談である。

まずテイクアウト販売の可能性についてヒアリング。商品は店で人気の竜田揚げ、出汁巻卵、巻き寿司の3種類に絞り込んだ。始めるにあたり仕込みや調理が容易で食材の廃棄ロスが出ないよう予約販売でのメニュー構成にしなければならない。そして誰に何を買ってもらうかを検討して、店の既存客をイメージした「家飲みおつまみパック」という単品特盛や3種類の組み合わせパックにした。販売価格は700円〜800円、平均客単価を1500円〜3000円と想定、1日の売上2万円〜3万円を目標とすることを決めた。

後日、配布用チラシを作成する為に商品写真とノートパソコンを持って当拠点へ来訪されたので、編集ソフトを使い1時間程で完成させた。すぐにチラシの写真と注文受付のメッセージをメールとLINEで常連客と友人・知人に向けて発信し、情報の拡散もお願いした。

その結果翌日から注文が入り始め、問い合わせも増えてきている。日が経つにつれお客様から他のメニューのリクエストも来るようになった。週替わりでのメニュー更新など引き続き考えていきたい。

問い合わせは、真菜板家 綱 電話098(943)2652

県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。相談は同支援拠点、電話098(851)8460。またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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