CASE311 コロナ禍で開店 集客方法は

【相談:コロナ禍で開店 集客方法は】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名 株)Honey Fusion ハニーフュージョン
●業   種 マヌカハニーの輸入・小売、オリジナル商品販売
●所 在 地  豊見城市
●資 本 金 1,000万
●創   業 2019年
●従 業 員 10人

【相談内容】

主力商品のニュージーランドのマヌカハニーと沖縄食材とのコラボ商品は百貨店等に注目されたが、コロナ禍で県内外の商談や物産展は延期や中止が相次いだ。そんな中でも何とか商談を継続しながら、マヌカ専門店も豊見城市にオープンすることにした。どうやって集客すれば良いか相談したい。

【内容:事業の新規性アピール】

広報は広告と違いメディアが取材の対象にする情報でなくてはいけない。それは今までにない商品で、沖縄初、日本初の新規性と、商品を構成する食材と利益が一企業だけにとどまらない展開や発展性という社会性を求められる。

ハニーフュージョンの「マヌカハニー+沖縄素材」は、試食段階で取材対象の要件を満たしている上に、美味しさと、ニュージーランド政府公認の研究機関によるエビデンスもあり取材の対象になる。それは本土の百貨店や大型スーパーを中心に商談の数が1年で60件を超えたことでも分かる。ところが新型コロナウィルスの感染拡大で商談の結論は延期、中止が相次ぎ、先が見えない状況に陥った。

それでもマヌカハニーの仕入れのため養蜂家と二人の子供達に会うためニュージーランドへ帰国の必要があった。よろず支援拠点ではこれまで様々な相談を受けてきたが、子供たちと離れて暮らすマクブライト直子社長とご主人のグレンさんの相談は時折心が締め付けられる思いがする。

そんな中、「ニュージーランドと沖縄の融合」を目指すハニーフュージョンの社名をコンセプトにしたカフェ兼事務所を豊見城市に作ることになり、集客=売上の相談があった。その前向きな姿勢に感心しながら、広報としてニュースリリースを打つことを提案した。

グレンさんが25年前の空手修行を機に来沖、琉球大学で農業経済を学ぶ中で課題としてきたことと、その解決策のひとつが「マヌカハニー+沖縄素材」であることをリリース原稿に入れた。新聞社、テレビ局の全てがその点を取り上げたので、話題性のある店舗オープンの告知になり、来客は予想を超えた。

お二人は交互に日本に残って商談を続けてきた。今回初めて二人で帰国し、グレンさん、直子さんは現在ニュージーランドに居る。年明け早々沖縄に戻る予定でいるが、店舗は年内無休でスタッフが頑張っている。 

問い合わせは、(株)Honey  Fusion 電話098-852-2003

(県よろず支援拠点コーディネーター・嘉数純)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098-851-8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

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