CASE357 美容ウェディング事業承継と長期計画の相談

【回答】

エクセル美容室は創業36年。現社長の翁長友美さんは子供の頃から美容室で働く母の姿を見て育った。美容専門学校に進学し、卒業後は石垣島へ戻り自分の生まれた島をより深く学ぶため、ミス八重山として島の観光PR活動を経験した。その後母の経営する美容室で勤めながら、島の魅力的な観光資源を活かすべく、ウェディングプランナーのライセンスを取得し事業の拡大を図ってきた。

事業承継を考えて相談に訪れた沖縄銀行八重山支店からよろず支援拠点を紹介され石垣島サテライトで相談がはじまった。今年の夏には母親から事業を受け継ぎ、個人事業を法人化したいとの相談から、事業コンセプトや長期計画の相談へと発展した。

美容室事業はこれまで通り母親の力を借り地元のお客様のニーズに答え、ウェディング事業では自社の強みを打ち出せる取組みを進めたいと考えている。

事業の方向性を改めて整理し、コンセプトの明確化とブランディングを確立する事をご提案。市の補助事業を活用して、ロゴやパンフレット、名刺などのデザインを変更。現在はホームページのリニューアルと、自社の強みと特徴を差別化してお客様にわかりやすく伝える方法として、ウェディング事業のプロモーション映像の制作を進めている。

長期的な事業計画として、美容事業とウェディング事業に加え衣装レンタル事業の拡大を想定した、新たな施設の建設を計画している。

島の観光と文化を発信する美容事業の二代目として、島での事業承継のモデルにもなる。相談者の今後の活躍と計画的な事業展開による発展に期待し、夢の実現のため寄り添った相談を継続していきたい。

問合せはエクセル美容室、電話0980－82－0783　サイト